既卒の意味と就職の実態

就職関係の用語で既卒というのがありますけど、これはどういった意味なのかお話します。一般的には大学や専門学校を卒業して正規社員に就いた事がない人を指します。既卒になってきますと新卒扱いではなくなりますので中途採用になってしまいます。この期間が長いですと企業からの風当たりも厳しくなってしまいます。正規社員になった事がないですので、知識や技術も乏しいと判断されたり、アルバイトの経歴がある人は多いですけど、アルバイトの経験というのはそこまで優遇されませんので、就職活動は厳しくなる事が予想されます。しかし、企業の中にはアルバイトの経歴を重視している所もありますし、既卒だからといって就職できないわけでもないです。資格などを取得してできるかぎり自分のスキルを上げていく事で採用につながります。努力していく事が必要です。

既卒の方の採用を積極的におこなっている企業。

現在働いている企業では、既卒の方の採用を積極的に行っているようです。若い人材を自社に取り入れようと、躍起になっているようです。大学や専門学校などを卒業して3年以内の若者に対して、入社を積極的に勧めているらしく、大学生のアルバイトの男の子が社員にならないか、という風に声をかけられているのを見ました。とても向上心のある企業だな、と私は感心したものです。私は学校を卒業して6年経ち、ある程度凝り固まった考えを持つようになってしまったため、若い人の柔軟な思考を求める企業の姿勢に対しては、とても感慨深いものがあります。若い人たちを見て、私も初心に帰り、もっと仕事に対して素直にならなければいけないな、と思うばかりです。私は企業に縛られて働く働き方をあまり好んではいないため、その姿勢でもなんとかやっていけるような技術を身につけていきたいです。

既卒という中で取り組んだ就職活動

大学在学中に内定を得てはいたのですが、興味のある仕事があったことから断ってしまいました。すると興味のある仕事に取り組める企業から不採用となってしまい、結局決まらないまま卒業してしまったのです。まさか仕事が決まらないで既卒となるとは全く予想していなかったため、落ち込んだ時期もありました。それでも心を入れ替えて就職活動を再開します。その中で以前の自分が不採用だった理由や、もっと自身の魅力をアピールするための方法などを知ったところ、書類選考の段階をクリアできるようになったり、実際に面接に訪れる回数は増加していたのです。既卒で就職活動を行っていて感じたのは、新卒とそれ程変わらない条件で受け入れていただける企業は探せばあるということです。これは働き手となる側から考えると大変助かることです。また私も結構スムーズに就職できました。